テーマ:小説

恋慕・10 終章 ~ショートストーリー~

<恋慕・10 終章> 『愛したいっていう気持ち・・・ただその人を見て湧き上がってくるもので、それがなくなってしまったらそれはもう愛ではないんじゃないの・・・?努力して『愛する』ということを『愛』とは呼ばないんじゃないの?』 僕が彼女から聞いた衝撃の言葉・・・。 確かに彼女の言う言葉もわかるんだ。 でも・・・何かが…
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恋慕・9 ~ショートストーリー~

<恋慕・9> 「どうして追いかけないんですか?」 僕は数メートル先に座っている彼女の背中に近づき思わず声に出してしまっていた。 その声を聞いて驚いた顔をした彼女が振り返って僕を捉える。 「どうして?」 ここにいるの? そんな言葉を飲み込んだ彼女は、細い涙の跡を手の甲で拭っている。 「さっき、君の…
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恋慕・8 ~ショートストーリー~

<恋慕・8> 彼女に言わなきゃいけないことがある。 彼女に訊かなきゃいけないことがある。 それが僕の思いすごしであるのなら、どんなにいいかしれない。 僕がこれから彼女を訪れて話してしまうことを 彼女が笑ってすませてくれるなら、僕はこれからも彼女を愛していけると思うんだ。 でも、本当はもう既にタイムリミ…
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恋慕・7 ~ショートストーリー~

<恋慕・7> 「私の名前と印鑑は押してある。あとは君が書いて判をして、そして提出するだけだ」 実家に帰っていた私を呼び出したのは、1週間前に家に置いてきた主人だった。 そうあれから、もう1週間が過ぎてしまっている。 時の経つのを早く感じるのは若くはない証拠なのかもしれない。 そう心の中で苦笑して、自分の歳が…
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恋慕・6 ~ショートストーリー~

<恋慕・6> 永久凍土のような、妻の冷たい横顔に入る隙間を与えられなかった私は、 話合いを数日延ばす約束をとりつけるのがやっとだった。 その数日間、何をするのか・・・ それは妻とのことを真剣に考える時間にしたかったのだ。 私にも考える時間が欲しかった。 別れてほしいと言われて、 当然だが、「はい…
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恋慕・5 ~ショートストーリー~

<恋慕・5> 私が、先に彼女の声に気がついて・・・ 私が、先に彼女の瞳に釘付けになり、 そして・・・私が先に彼女へと恋に落ちたのだ。 それなのに、 今はどうだろう。 彼女が見るもの、さわるものに無関心で このまま何も起こらず、ただ平穏に生きていけたら、 波風立てずに、自分の殻の中に閉じこも…
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恋慕・4 ~ショートストーリー~

<恋慕・4> 君を奪えたらいいのに・・・。 僕の口から出てしまった言葉が君の運命を変えてしまったんだろうか。 そう思ったら余計に君を愛おしく感じたんだ。 僕はおかしいだろうか? 君を大切にしないご主人を恨んで、 そんなに君が辛くなるような日々を過ごさせているのなら 僕のところにきたらいいって本気…
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恋慕・3 ~ショートストーリー~

<恋慕・3> 恋慕うことの幸せを私は長い間忘れていました。 忙しい日々に流され、心の底から笑う事もできなくなり、 そして・・・愛おしいと思う感情に鍵を掛けてしまっていた私。 毎日の生活の中で、彼を見つけて・・・ それだけがすべてになってしまった私には、 もう「親」という名の仮面をかぶる事も許されないの…
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次のショートはホントにショート(笑)

みなさん、こんばんは 瑠璃です 次回のショートは随分前に掲載させていただいた <恋慕・2>のつづきっぽくなってます。 独り言のようなお話ですからショートです。 これこそがショートストーリー(笑)
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これからも・・・(*^^)v

みなさん、こんばんは いかがお過ごしですか? ショートストーリー「secret letter」 いかがでしたでしょうか? 今回の作品、たくさんの方に読んでいただけて、 瑠璃はとてもうれしいです ありがとうございました。 
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secret letter・第12章 終極 ~ショートストーリー~

<secret letter・第12章 終極> 『あなた、お久しぶりです。郁子です。 あなたがこの手紙を読んでいるということは、きっと私はもう死んでいるのですよね。 でも、いいんです。病気が発覚してから、そうしようって決めていましたから。 あなたには何も本当の事を言わずに死のうって、そう心に決めていましたから。 あなたが私…
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secret letter・第11章 愛人 ~ショートストーリー~

<secret letter・第11章 愛人> 僕は重い足取りでインターホンまで辿りつくと、 その画面に映し出されている人物に目を見張った。 どうして? 郁子の手紙のせいで変に喉が乾いている。 声が少し枯れていたが僕は「はい」とだけ返事してみた。 本当は誰にも会いたくはなかった。 逢ってはいけな…
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secret letter・第10章 手紙~ショートストーリー~

<secret letter・第10章 手紙> 『はじめまして。私、妻の郁子と申します。あなたがお付き合いなさっている九条和真は私の夫でございます。主人は独り者だと申しているかもしれませんが、一緒に戸籍の写しを入れておきましたので間違いないことなのだと受け止めてください。 妻が、愛人であるあなたに手紙など、何を書いているんだろう…
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第10章・11章は長いです

みなさん、こんばんは 毎晩、ブログに掲載しているショートストーリー 「secret letter」 たくさんの方に読んで頂き、とてもうれしい私です。 ありがとうございます m(__)m お話も終盤になってきました。 これから掲載していく第10章・第11章は長いと思います。 「長い…
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secret letter・第9章 自失~ショートストーリー~

<secret letter・第9章 自失> 郁子・・・もう駄目かもしれない。 やっぱり、僕には君しかいないのかもしれない。 恵子の浮気を確信し、心を狂わせてしまった僕は、 今、部屋の中に独りでいる。 闇夜から太陽が昇ってくるのを部屋の中で感じていると、 自分が住んでいた家がこんなに広いものなのだと初…
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secret letter・第8章 傷者~ショートストーリー~

<secret letter・第8章 傷者> 妻が亡くなり、愛人・恵子が妻になり、 僕の中で一つの区切りをつけなければならないと思っていた頃、 またもや同じ状況に陥ってしまっていることに僕は舌打ちした。 同じ状況・・・。それは・・・。 僕と惠子の間に子供が生まれないということ。 それは至極当たり前のこ…
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secret letter・第七章 対峙~ショートストーリー~

<secret letter・第七章 対峙> 「はじめまして・・・」 「こちらこそ、はじめまして」 そう挨拶を交わして女達は互いの顔を見つめあっていた。 その間に立たされた僕は居心地の悪さに身じろぎをする。 それはそうだろう。 妻と愛人の面通しに、どうして平気な顔をしていられようか。 「あなたに…
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secret letter・第6章 連絡~ショートストーリー~

<secret letter・第6章 連絡> 妻の男のことで、一体それが誰なのか考えていた頃、 妻から「あの人を連れてきて」と催促されていた僕だった。 僕の中で「あの人」とは一人しかいない。 その女を妻に逢わせることを躊躇った時、妻が静かに・・・ 「あなたは、私にその人を逢わせる義務があるのよ」 そう…
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secret letter・第5章 疑惑~ショートストーリー~

<secret letter・第5章 疑惑> 妻が、僕に愛人との面会を希望したその日の夜・・・。 僕は一つの仮説を立ててみた。 莫迦らしいかもしれない。 こんな考えがあるわけがない。 否定してみても・・・でも、もしかしたら・・・ そう思ってあの時、不意に思いついた考えが段々と僕を蝕んでいった。 …
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secret letter・第4章 虚実~ショートストーリー~

<secret letter・第4章 虚実> そう、僕の気持ちはまだ、妻の元にあった。 妻から逃げて愛人をつくっても、 その愛人と生活をしていても、 頭の片隅にはいつも妻の姿があった。 残してきた妻の影を引きずり、 愛人にはその影を悟られないようにした。 告知を受けてからの方が、愛人と逢う回数は…
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secret letter・第3章 告知~ショートストーリー~

<secret letter・第三章 告知> 『お二人にお子さんができないのは、奥さまが原因なのではなくて、むしろご主人のほうにあると検査結果から確認できました』 七年前にそう宣告されてから、僕の中で何かが壊れた。 今まで原因は妻にあるのだと信じて疑わなかった事に対して 医師は無情にも逆の判決を僕達夫婦の上に浴び…
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secret letter・第2章 懺悔 ~ショートストーリー~

<secret letter・第2章 懺悔> 白い病室に、白いベッド。 何もかもが白い空間の中に妻が寝かせられている。 ゴクンと唾を飲み込み、手の平は汗でベタベタだった。 あんなに妻の存在を疎ましいと思っていたのに、 いざ目の前に意識が戻らない妻の姿を突き付けられたら、 男というのは情けないもので、う…
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secret letter・第1章 迷妄 ~ショートストーリー~

<secret letter・第1章 迷妄> あなたを好きになってはいけませんか。 そう口にされた時から時間は止まり 別にかまわないよ、と告げた時から 時間が逆流しているようなそんな錯覚を感じていた。 本当は・・・秒針は進み、時を刻んでいるのに どうしてそんな考えが浮かんでしまったのか判らなかった。 …
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やっとこ書けました♪

みなさん、こんばんは♪ 今日は・・・ショートストーリーがもう一作出来上がったご報告です。 今回のも長いです。 「姉妹」ほどではないですが・・・ (あれは101枚でした) 今回のは72枚です。 シーンが12もあります。ひょえぇぇ 途中、スランプになっちゃって書けなかったりしたん…
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<Wisteria ・終章 幻影写真> ~ショートストーリー~

Wisteria ―5― あの人が私に言ってくれた最後の言葉・・・・。 『あなたに一つ憶えておいていただきたいことがあるの・・・。藤の花言葉をどこかで調べてくださいな・・・・それが私達の想いですから・・・・』 藤の花言葉・・・。 夢の出来事とはいえ、本当に彼の両親が言ってくれた言葉のような気がして 私は花言…
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<Wisteria・4  幻影写真>~ショートストーリー~

Wisteria ―4― 樹齢1000年を超えた藤の幹は太く、 絡み合いまるでもつれているかのように見える。 解けないパズルがそこにあるかのように思える幹に柵まで近寄り 私はその大きな藤の樹にまるで吸い込まれるように見入ってしまっていた。 上から垂れさがる花房は優に2メートルはあるだろう。 濃密な花の…
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<Wisteria・3 幻影写真> ~ショートストーリー~

Wisteria ―3― 「はい、これが加奈さんのチケット」 そう言って藤園の入場券を手渡してきた婦人に手をつながれて 園の中に一歩入り込むと、そこは別世界のように思えた。 美しい花が幾重も重なっているように遠くからは見え、 近寄って見てみると、その葡萄の房に似ている花がそれさえも一つ一つ 色…
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<Wisteria・2 幻影写真> ~ショートストーリー~

Wisteria ―2― 『あまりにもあなたが娘に似ているので・・・』 そう言った夫婦連れは、奥さんの方が目に涙を浮かべていた。 桜の花が咲き終わり、過ごしやすくなった頃に花を咲かせる藤の花。 その花を見に行くために私は計画を立てて電車に乗っていた。 暖かい日差しを受けて光を反射している川面に目を奪われなが…
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<Wisteria ・1 幻影写真> ~ショートストーリー~

<Wisteria  ~幻影写真~> Wisteria ―1― 「あなたのご両親・・・?」 そう不思議そうな声をあげた私に、あなたは「そうだよ」と短く答えてくれた。 少し照れながら、でも私に見せている背中からはご両親を慕う気持ちが溢れている。 今、私は彼の家にいる。 1年前はこんな風に彼の家…
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次回のショートストーリーは・・・

みなさん、こんばんは☆ 次回のショートストーリーのご紹介。 本日、撮影してきた写真とともにアップしていきたいと思います。 小説の舞台は一応、関東なのですが、 写真は関西の藤です(おほほ)気にしないでね。 それでは、読んでいただけますと嬉しいです。
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